絵を描く動機はかっこよくないとだめなのか?

 

あなたが絵を描き始めた動機ってなんですか?
あなたが絵に興味を持ったきっかけは?

 

こう聞くと、かっこいい理由を出そうとして黙ってしまう人に何人も会いました。

 

 

私も見栄を張ってかっこいいこと言おうと頑張ってた時期がありました

でもそうやって自分にも他人にも嘘をつき続けるのって些細なことだとしても後々の自分が苦しめることに気づいたんですよね。

割ときついんだなこれが

 

絵を描く理由って別にかっこよくなくてもいいんですよ。
繕おうとしなくていいですし、答えたくないなら答えなくたっていいんです。

 

絵を描く動機はかっこよさじゃない

 

私はもともと砂遊びやクレヨンを握るのが好きなだけの幼児でしたが、明確なきっかけといえば、6歳くらいのとき年上のいとこが少女漫画の写し絵をしていて

 

「線を描くってなんて綺麗な動作なんだろう!私もやりたい!」

と感動し鼓舞されたのがきっかけでした。

 

それからは中学生くらいまで漫画家やアニメーターのほうに興味があり、イラストを描くのに夢中で、それが入り口になって「美術の高校に行こう!」と意気込んで美術系の高校に入学しました

故に高校で初めてまともに美術を学び、強くカルチャーショックを受けましたね。

 

それから美術の深みにハマり、ズブズブズブ…
今ではすっかり美術の虜です。

 

 

これを聞いてかっこいいと思いますか?
かっこいいって何でしょうか?

このたくさんの価値観が乱立している世の中で「あれはかっこいいい!」「あれがいいんだ!」というのはその多様な価値観の中の一つ、結局は一個人の感想でしかないのです。
「一般的に」といった言葉もありますがそれも一個人の集合体でしかありませんからね。

 

 


そう考えると、「かっこいい」って一言にそこまでの執着するってなんだかちょっぴりマヌケだと思いませんか?

 

もちろん自分で自分の絵を始めたきっかけを「かっこいい!」と心から思うのなら自信にもなりますからそれに越したことはありませんし、「かっこいい」に執着することで良き作品が生まれるのなら問題はないです
しかし、変に執着してしまい一人で落ち込んでしまったり自らモチベーションを下げてしまう結果になってしまうタイプならばたいへんもったいない!

 

 

 

かっこよさって「人による」

 
結局はこの一言で片づけられてしまうものなのですよ。

 

私は学生だった当時から、友達と二人っきりで食事しながら腹を割って話すのが大好きでした。
そのリラックスした空間に「絵を描き始めたきっかけとか教えてくれる?」と同じ質問を投げると「友達がやってたの見て自分もやりたくなった」「絵描くとかっこつけれるじゃん?」「なんとなく気分で始めた」など包み隠さずおしえてくれました。

 

たとえ美術をヘイトした過去があったとしても、

今は美術が好き
今は美術に興味がある

 

その事実があればいいんです

様々な入り口が存在する中にかっこよさを求め執着するのは野暮ったい気がしてきませんか?

にわか、ミーハーなんて言葉が飛び交う世の中ですが
みんな最初はにわかですし最終的に生き残ればそんな言葉は通じなくなります。

続けることや今まで続いたことはそれだけで立派な価値です。

 

 

自分と向き合って、自分を受け入れる
それも美術のなかの一つの存在意義ですし
表現したいものを表現するためには必要なことなのです。

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