古典主義…ロマン主義…印象主義…
キュビズム…シュルレアリスム…
名前は聞いたことあっても、
それぞれどんなものなのか
いつの時代区分のものなのか
これを答えられる人は多くないのではないだろうか。
アート大好き美術オタクとはいえ私も厳密に
ぱっきりすべてを覚えているわけではない。
ゆえに、この機会にそれぞれいつの時代のどんなスタイルなのか
ちょっくらまとめてみようと思う。
ということで今回は、各時代で構築された
絵画のスタイル・主義・特徴などを年表にして、
ちょっぴり解説も混ぜながらざっくり整理していきます!
Contents
ざっくり年表

ざっくりした年表はこんな感じですね。
年代別にまとめるとこんな感じ↓
~1600年頃
- ルネサンス(ルネサンス自体は1500年以前からある)
- イタリアルネサンス
- 北方ルネサンス
- マニエリスム
~1800年
- バロック(~1700年頃)
- ロココ(~1800年頃)
~1900年頃
このへんからは移り変わりやスタイルが激しくなってきます。
写実主義と印象主義は対立していたので、少し被っている時期があります。印象主義のほうが新しいですよ。
- 古典主義
- ロマン主義
- 自然主義
- 写実主義
- 印象主義
- 後期印象主義
- 新印象主義
20世紀前半あたり
このあたりからはカメラの普及や印象派を筆頭にして、「写実」というものに執着しなくなります。
- 野獣主義(フォービズム)
- アール・ヌーボー
- 表現主義
- 象徴主義
- キュビズム
~現代
- シュルレアリスム
- エコール・ド・パリ
- 抽象主義
これ以降のものはまだ名前がなく
今のところ「現代芸術」と称されていますね。
20世紀前半からの絵画は国によって著作権が生きているものも多し。
活躍した画家たち

では次はそれぞれ生まれたスタイルで活躍したかなり代表的な画家達を抜粋して書いてみます。
ルネサンス
「ヴィーナスの誕生」「春」などで有名な
- ボッティチェリ
世界史としてもこの三大巨匠は有名ですね。
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- ミケランジェロ
- ラファエロ
それぞれ「万物の才能」「万能人」「美女専門画家」と呼ばれています。
バロック
- カラヴァッジョ
- エル=グレコ
- ルーベンス
- ベラスケス
- レンブラント
聞いたことのある名前が多いかもしれません。
バロック美術はカトリック教会が信者を集めるために人間が感情移入しやすい絵画を目指した結果です。
ゆえに、舞台のような、何か物語を感じさせるクオリティの高い絵本のようなドラマチックな作風が特徴的ですね。
古典主義
- アングル
この人はあのフェチがよくでてる胴長の女性を大胆に描いた「グランド・オダリスク」を描いた人です。「人間の胴はこんなに長くない!」とそれはもう怒られていたそうです。
ロマン主義
- フリードリヒ
- ドラクロワ
- ターナー
ロマン主義は今までの芸術の価値観をぶっ壊し、新たな価値観やテーマを生む重要な位置にあります。
他の人もそうなんですが、そのなかでもウィリアム・ターナーはなかなかの鍵になる画家です。この後の印象主義等に影響を与える「描かない画力」を発揮しています。
画面の中に現象系の美しさもあるものの、「当時はバケツをひっくり返したような絵だな」と批判されていたらしい。
写実主義
写実主義はそれまでにあった自然社会や宗教画とはまた違い、当時の人間の現実社会を描いているという特徴があります。
印象主義
- エドゥワール・マネ
- クロード・モネ
- エドガー・ドガ
- カミーユ・ピサロ
- オーギュスト・ルノアール
ええ、聞いたことある名前ばかりでしょう。
身近な野外風景や素朴なものをテーマにした印象派の作品たちは、八百万の神々といっていろんなものを大切にする風習のある日本人にとっては刺さる作品が多いです。
後期印象派にはゴッホ、セザンヌ、ゴーギャン達があたります。
キュビズム
- ジョルジュ・ブラック
- パブロ・ピカソ
このへんからは結構最近です。
キュビズムは新たなモノの見方、多角的な視点を追った絵画の革命のような運動です。
抽象主義
- パウル・クレー
- カンディンスキー
- モンドリアン
そのまんま、抽象的な画面を追った絵画の運動です。
ここでは音楽やにおい実際に形のないものを絵画にしたり、色やその構成だけで人は感動できる!というのを証明する運動となりました。
最後に
今回はざっくり自分も美術史の整理がてら紹介してみました。
いかがだったでしょうか。
このサイトでは、他にも私が語る美術史や画家の紹介等の記事を更新しておるのでカテゴリー欄からどうぞ!
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もし美術史の話で「ここをもっと掘り下げてほしい」というリクエストがあれば、お待ちしています。私も学びになるのでね。
各スタイルのさらに詳しい話はまた別の記事にて更新していくのでお楽しみに!
では今回はこのへんで!
よきアートライフを。
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