美術館、よく行かれますか?
どうも、美術オタクのゴリアテと申します。

いや~~美術オタクをしていると美術館に足を運ぶことも多くなるわけで。
基本的に作品に集中するスタイルで周りは特に気にしないタイプの人間ではあるものの、何度も行くだけあってマナーは心得ております。
さて、最近ではオンラインで見ることもできるようになった美術館ですが、
今回はそんな私が実際に足を運んで見てまわる際のルールやマナーを紹介していきます!
…とその前に、
先に基本的なルールやマナーから見直してみましょう。
Contents
基本的なルール
美術館内でのルールは何のためにあるのか。
まず第一に作品の保護があります。
あらゆる危険から人間の文化財産である作品たちを護るためのルールがあることを前提に、一般市民にも作品が見られるよう美術館を開いていただいている…ありがたいことですね。
お触り禁止

無論作品保護のためお触り禁止です。
「あ、取れちゃった。」なんて大問題。
そんなのやる人いるの?
と思うかもしれませんが、マジでいます。えへへへへとか言って高校生の作品展でベタベタ触っている人が…こわいね(実話)
作品の接触はしないようにしましょう。
原則撮影禁止

撮影可能なものもありますが、原則的には撮影禁止です。
著作権肖像権諸々…で作品は守られています。
撮影OKなものでもフラッシュは禁止です。
絵の具もインクも光に当てたりそのときに起きる熱線などで色あせが起きたり傷みが早くなったりします。絵画には保存次第で数百年残るものもあるので管理するほうはヒヤヒヤですね。
美術館がキホン薄暗くてヒンヤリしてるのも光を当てて作品を傷めないようにするためなんだ。
飲食禁止
飲み物や食べ物は有名な話ですが、
実は
飴やガム、タブレット類も禁止なんです。
理由はくしゃみや咳で作品に味つきのツバが飛んでしまうおそれがあるため。
それが原因で劣化する可能性もありますし、それに虫がつく原因にもなりかねません。
どうしてものど飴が必要な方は美術館側からマスクをしてもらうよう対処するところもあると聞きます。
火気厳禁
火気だけでなくカッターなどの
原則作品を傷つけるおそれのある
危険物の持ち込みは厳禁です。
もちろん禁煙。
意外と知らない人が多いマナー
ではお次は意外と知らない人が多いのでは?というマナーについてお話しします。
大きなカバンはNG

大きめのカバンは持ち込み禁止です。
キャリーケースもNG
バックパックを注意されている人を一番よく見かけるかもしれない。
ちなみに傘のような先のとがったものも持ち込み禁止です。
理由はもちろん、作品を傷つけるおそれがあるため。
何も知らない学生時代、微妙なラインのリュックを背負ったまま美術館に入ってしまいすごく視線を感じたのを覚えています。「なんでこんなに見られてるんやろ」くらいにしか思ってなかったのですが今思うとリュックが原因ですね。缶バッジいっぱいつけてましたし。
どこの美術館もコインロッカーや玄関先に鍵付きで管理のできる傘立てが常備してあります。
入らないほどの大きな荷物は受付で預かってもらえたりもするので
鑑賞する際はしっかり利用していきましょう!
パンフと作品簿と貴重品類だけを持った
ほぼ手ぶら状態が理想的!
鉛筆以外の筆記具の使用は×

鉛筆以外の筆記具の使用は原則禁止です。
ボールペンやシャープペンシルは先が尖っていますし、シャープペンシルに関しては芯が折れて飛ぶ可能性が高い。ペンは作品を汚してしまうおそれがあります。
絵の具類は言うまでもないですね。
ヒールは避けましょう
おしゃれはしたいですものね…わかります。わかるんですけどもヒールのある靴を履いていると
コツコツ…と鋭めの音が館内に響き渡ってしまいます。
私は気にならないタイプの人なんですけども、鑑賞中にヒールでの足音が聴こえると気が散る人もしばしば…
故に、ヒールはNGとされています。
あとはチェーンなどの音が鳴る金属類も避けましょう。
インヒールなら重低音気味の靴音で済むからセーフなんだがね。
スマホは音が鳴らないように
割といます。
なかにはそのまま通話を始めちゃう人も…
美術館は私語厳禁ではないものの基本的に静か…
作品の世界観に引き込まれる場所なので急に音が鳴るとびっくりします。
これはいわゆる
他の鑑賞者の妨害をしないため、
または自分の鑑賞の邪魔をされないため。
映画館と同じです。一緒に来た人と作品についてボリューム小さめの談話するくらいならOKなんですけどね…
私としましても展覧会を見に入ってるからには、外との連絡は閉じて作品を楽しむことに集中していただきたい気持ちがあります。美術館を出た後の余韻もなかなか趣深いですぜ。
電源OFF、マナーモード、機内モードetc.
とにかく音が鳴らない状態に設定しておきましょう。
植物を持ち込んではいけない

植物の持ち込みは外から虫が浸入するのを避けるためNGです。
お祝いしたい方がいる場合は前もって美術館側に確認をするか別の場所で渡して差し上げましょう。
最後に

さて、今回は意外と知られていない美術館のマナーをまとめてみました。
いかがだったでしょうか。
窮屈に感じるかもしれませんが、これも作品の保護と鑑賞に集中してもらうための配慮です。
マナーは絶対!とか神経質になる必要はありません。ここで紹介したことさえ守れていれば心配はないでしょう。
ちなみに、誤解されがちなのですが、美術展には
順路通りに進まないといけない!
順番に並んで見ないといけない!
というルールはございません。
確かに順路はあるものの、もう一度見たい絵があった場合引き返す人もいるでしょう。せっかく美術館に来たんですからね。
皆ならんで順番に見ていると自分も並ばないといけないような気持ちにはなりますが、それだと自分のペースで見ることができません。人はそれぞれ見るペースが違いますから、そこまで効率がいいわけでもありません。
隙間を縫うように見て回るのも全然アリなんですよ!
ただ、足の悪い方の進行方向に急に割り込まれたりするとかなりびっくりする。というのも聞くので、ズカズカ進むのではなくやさしく歩き回ることを心掛けましょう。
ここ、アートの正門では、
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では今回はこの辺で!
よきアートライフを!
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