何気ない日常の良さを描く画家【ジョン・コンスタブル】

 

こんにちは。美術オタクのゴリアテです。

 

ときどき
絵はインパクト重視!
目に留まるのが大事!


という人がいるが、それはあくまで嗜好の話。





たしかに
自然をそのまま描いたもの
ただ日常風景をスケッチしたものは、
写真技術の登場によって、また、絵画が表現重視に
なっていきなお「新しさ」の更新を求められるようになった。

今もそうですね。





しかしその従来の絵画としての穏やかさを
持った絵画たちは今のアートの中心に
さえいないものの、
良さそのものは保ったままでいるものです。

 

さて今回はそんな良さを持った画家、
ジョン・コンスタブルの作品について語っていきます。

 

 

コンスタブルってこんな人

 

John Constable by Daniel Gardner, 1796.JPG

ジョン・コンスタブル
(1776-1837)


61歳で亡くなっています。
イギリスの画家で、
たまにカンスタブルと呼ぶ人もいますね。 




作品はけっこうアカデミック寄りな人…ではあるものの
アカデミックななかにも自我を感じる作品を生んでいます。

生前にはあまり評価を受けなかった人でもありますね。



コンスタブルさんは教科書にデカデカと載ってる!
……というわけではないので初めて見る人も多いかも。

美術史の教科書には必ず載ってるあの
ウィリアム・ターナーと同世代の画家です。
(1歳違いだったかな?)


 

雲の表情

 

「ハムステッド・ヒース、池と水浴びをする人々」1821年

 

コンスタブル作品の重要ポイントは
日常風景に目を向けるも
あまりにも日常的過ぎて見過ごしてしまいそう
なところにあります。




それはどんなに「そこにあることが当然」なものでも、魅力を見いだせる力に繋がっていて




いわば

画家の感受性の王道なんです。

これは抽象画を描く人や派手な絵が好みだ!
という人にもぜひ知っておいてほしいところでもある。
テーマが派手だと作品のパワフルさにもつながるが、
「モチーフの魅力を引き出せているかどうか」は別物なんです。





絵はできること全部入れる!といった
欲張りセットのようにしてしまったら
エゴの塊ただのカオスが生まれてしまうので
あれもこれもできることを見せる必要は決してないんですけどね。



ただ、こういう視点の良さ、力があるんだよと
知っておくだけでも絵を見て感じる深みが違うのかなと。



フラットフォード・ミル
「フラットフォード・ミル」1816-1817年


 

木立、あるいはハムステッドのアドミラルズ・ハウス
「木立、あるいはハムステッドのアドミラルズ・ハウス」1821-1822年

 

特に注目していただきたいのは雲の表現
「雲の研究」をしていただけあって彼の作品を追うと表情豊かな雲が見られます。フェチだったのかなってくらい。いやだって見てくださいよこれ…かなり変態的にうまく雲の変化を捉えてる…

彼の描く太陽の光を浴びてみせる雲の表情は
まさに女神を包む天使のような表情をしているように感じますね。

 

虹のハムステッド・ヒース
「虹のハムステッド・ヒース」1836年



何気ない日常の落ち着き、
そのなかから繊細な表情をひろって魅せてくれる
そんな彼の作品は今でもファンがいます。

 

コンスタブルさんの作品を見るならこちらのサイトがオススメ。
JOHN CONSTABLE

 


 

このサイトではこんな雰囲気で他にも作家の紹介を
しているので、気になった方はカテゴリーの
“作家研究”からどうぞ!

他のカテゴリーには美術系の知識や美術史もまとめています。

 

 

 

 

では今回はこの辺で!
よきアートライフを👋

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