【実はソックリ】彫刻と絵画の違い、はっきり言えますか?

 

彫刻と絵画は似てると言われてるのをご存知だろうか?

 

 

昔からある考え方で、

彫刻・絵画・建築

美術の三大柱と呼ばれていました。

 

  • 絵画は「見る」こと
  • 彫刻は「触れる」こと
  • 建築は「歩く」こと

 

 

体験の仕方でこの3つに分けられていたんですよね。

 

今では鑑賞の種類も多様になり、

他のジャンルも開拓されたので

 

 

「美術はこの三大柱でできてるのよ!」

…とは言えなくなりましたが、

 

現代に入って新しく開拓されたジャンルも、それぞれの要素を混ぜたものだったりします。

 

故に、今ではたくさん枝分かれしたものの、

一応この三大ジャンルが根元となっていることに変わりはないんですよね。

 

 

 

さて、そこでですよ。

 

 

それでも絵画と彫刻は似てるといわれているんです。

 

 

たまに「同じようなもの」と言い切る人だっています。

 

今回は絵画と彫刻はどう似てるのか?

というところに焦点を当ててお話します。

 

 

本質はおなじ?

 

カービングモデリングという言葉を聞いたことがありますか?

 

簡単に言えば

カービング物を削ること

モデリング物に盛ることです。

 

 

彫刻でいえば、粘土を削るか盛るか といった想像がしやすいですよね。

 

実はこれ、よく見たら絵画でも同じことをしているんです。

 

絵画のカービング・モデリング

 

第一に、絵の具は物体ですよね。

油絵で想像していただくとわかりやすいと思います。

 

絵画って、色を塗るというよりは、

固体の絵の具をキャンバスにのせているという表現が正しいんですよね。

 

 

これが絵画のモデリング。

 

 

絵画でのカービングとは

ナイフで削ったり、揮発油(テレピンやぺトロールなど)をかけて拭き取ったりを指します。

鉛筆で紙に描く動作も、一見炭を擦り付けてるように見えて紙を削って描いてもいるので、カービングにあたります。

 

ええそうですとも。絵画にも、こういったカービングとモデリングが存在するのですよ。

 

ね、本質的には彫刻と同じでしょ?

 

 

正面を探す

現代では立体芸術なんて言われてる彫刻くんですが、対して絵は平面なのかっていうと

 

「どちらかというと平面」ってだけで

「よく見たら立体」に変わりはありません。

 

さて、ここまで似てる彫刻くんと絵画くんですが、実はこの二つ

「ここは決定的に違うな」という面があります。

 

 

それは

 

正面を探すことです。

 

ええ、絵画はどこから見たらいいのか一発でわかりますよね?

「正面」が非常にわかりやすくなってます。

 

対して彫刻は正面を探す楽しみがあります。

あらゆる角度から鑑賞することができます

わかりやすく立体である限りはどこから見ても構わない。

 

故に、彫刻にはどこから見られても大丈夫なように作るべきだという考え方もあるくらいです。

彫刻家もある程度「ここから見るだろう」という狙いは作って制作するでしょうが。

 

「正面を探す余地がある」という点は

絵画とは決定的に違うポイントですね。

 

まとめ

  • 昔から美術の三大柱彫刻・絵画・建築といわれている
  • 絵画と彫刻にはカービング・モデリングという共通点がある
  • 彫刻特有の楽しみは正面を探すこと

 

 

でした!

 

ぜひ、美術館などで彫刻作品・立体芸術を鑑賞する機会ができましたら、そういう観点で見てみてください。

以前より楽しめるかもしれません。

 

 

ちなみに、これより細かい美術のジャンル分けについてはこちらで書いてます。

 

 

 

では今回はこのへんで!

よきアートライフを。

 

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