絵描きがよく使う独特な言葉たち【専門用語・特殊な言い回し】

 

美術の先生やクリエイター、アーティストを職業としている人と話していると、


「んん?今なんて言った?」
「待って待って、どういう意味?」

と、専門的な言い回しすぎてイマイチ何が言いたいか伝わってこない…ということってありますよね。

 

 

私も今でこそわかりますが、美術科高校に通っていた頃の恩師はニュアンスっぽい、独自の比喩表現だったりで当時は的確なアドバイスをもらっていたとしても何言ってるかわかっていませんでした。
意味を聞いてもその人自身言語表現が苦手で「わかるでしょ?わかって?」とこちらに答えを求められたり…

あれ、美術を勉強しに来ている美術系学生や同業者にはいい刺激にはなると思うのですが、



最近美術に興味を持ち始めた人や、仕事相手としては壁にしかならないのでは?
と私は思っております。

 

 

ということで
今回は美術オタクである私、ゴリアテ

界隈内ではポピュラーであるもののはたから見たら何言ってるかわからんだろうな…という言い回しや造語を紹介していきます。

 

 

 

よく使う特殊な言い回し・用語たち

 

 

「色をぶつける」

絵において「ぶつける」とは「対比」をさせることをいいます。


「色をぶつける」だと「補色対比」のことですね。
色には補色という、隣に置くとより鮮やかに見える色が決まっています。(緑には赤、青には黄色など)。それらを真隣に置いたり、わかりやすく対比させることを「色をぶつける」と表現します。

 
対比仲間だと他に明度対比(明るさと暗さを対比させること)というものもあります。

 

「目が流れる」

一見意味がわかりませんね。

これは視線の誘導や講評でよく使われる言葉で、詳しく解説すると長くなります。
ゆえに簡単にひとことで意味を言うなら
「この絵は頼りない」「目が止まらない」

 

絵力がないと言われているようなものなので結構落ち込む言葉です。誉め言葉ではないので万が一使う際には注意しましょう。

 

 

「チープ」

直訳すると「安い」「安っぽい」という意味になるのでネガティブな印象を受けますが、この言葉に関してはただ特徴を述べているに過ぎません。

 
平塗りだったり、ベタ塗りだけで絵を仕上げていたり、「素人っぽい」という意味の総称ではあるものの、「素人っぽい」ことが財産だったりする世界なので場合によっては逆に「玄人っぽい」という意味でも使われます。
うん、ちょっとめんどくさい立ち位置です。

 

「この絵はチープなタッチだが、それがよりテーマ性を強調している」
と言ったり、、誉め言葉を加速させるスパイスのような立ち位置ですね。

お寿司のわさびのようなものなので使いすぎるとダメージがきます。

 

 

「かっこいい」

これは一般的に用いられる「憧れ」意味とは少しニュアンスが違い、
「自分はこれに感動した」「自分好みだ」という意味でよく使われている言葉です。

 

作家が言われると嬉しい言葉でもあります。

 

 

「画面」

これはなんとなくわかる人とそうでない人を分けるかもしれません。

画面と聞くとモニターやテレビの画面をイメージする人が多いと思いますが、絵画的な「画面」の意味だと
「視覚的に作品とみなす範囲」を指します。

 

キャンバスに描いた油絵でいうと四角内ですね。「絵として見る部分」のことです。

 

 

最後に

 

これは余談ではありますが、一時期大きめの美術予備校に通ったこともありまして、そこのある講師は

「画面が眠たい」

という表現も使っていました。
画面全体のコントラストが低い・メリハリがないという意味ですね。
この表現の仕方は初めてだったので、紹介しておきます。

 

 

 

このように、ただでさえ絵描き界隈・美術界隈では独特の言語表現をするというのにまた人によって言葉選びが変わってくる現象が起こりがち。

そのうえ読解能力は高いとしても、普段から視覚的表現を中心としている世界なので、もともと言葉や文章での表現が苦手な人が多い…ゆえにそのぶ厚いオブラートの中身を説明しきれる人って少ないんですよね。

 

それに関しては受け取る側はニュアンスを感じ取ったりどうにかその言い回しにたどり着いた経緯を想像して真意を捉えるしかないというのが現状で、この界隈の面倒なところであり、楽しいところでもありますね!

 

 

 

他にも、よく話題に出てくる美術用語をまとめた記事も一緒にどうぞ!

【意味しってる?】覚えておくと安心な美術の用語9選

 

 

 

 

では今回はこの辺で!
よきアートライフを!

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