美術館は、決して美術関係者や私のような美術オタクのみが楽しんでいるわけではありません。
なんとなく好きだから見てる
別に知識があるわけではないし、
学校からの課題で仕方なく鑑賞しに来てる
デートスポットでもありますし、
ムード作りや、付き合いで来ている人も多いと思います。
たまにこれを美術への愚弄だの浪費だの偉そうに言ってる人がいますが、
私はどんな形でも作品との出会いを設けられるのなら、それで十分価値だと思っています。
美術の先生が出す鑑賞の課題もだいたいはそれが狙いです。
しかし、普段から美術を意識して触れてる訳でもないのに急にそんなこと言われても困りますよね。。
今回は
絵ってどうやって見たらいいの?
どうやったら楽しめるかな?
どうしても鑑賞の仕方がわからない!
という人に向け、
絵の見方・楽しみ方を紹介します!
美術館に来てる人は何を見てる?

先程、美術館にはいろんな人が見に来ると話しましたが、その中で絵自体を楽しみに来ている人は何を見てるのか?
そこをお話しします。
もちろん「有名な絵?一目見とこ!」で見ている人もいますが…
絵を勉強してる人だったり、玄人だったりは違います。
では、結論からお話しますと…
実際に見ないと分からない部分
を見に来ています。
実際に見ないと分からない部分を見に来てるって…え?どういう意味?ってなりますよね
実際に見ないとわからないってのは
「どうやって描かれているのか?」
「実際に見たらどんな見え方なのか?」
「作品の息遣いを感じたい!!」
主にそういった部分です。
画集やスマホの中で見るのとはまた色合いが全然違ったりしますからね。
実際に見ることで描かれた工程がわかったり謎のままだったりします。
作品の息遣いっていうのは作品自体の存在感のことを指してます。
「ほう?存在感?感じてみようかな?」
って人はぜひ感じてみてください!
もちろん人による部分はあるんですけどね。
玄人の中でも
「ただ何も考えないで見たい」
って人もいますからね。
鑑賞って言われてもわからない!
鑑賞するとなると、その作品が作られた背景や時代風景、作家の性格・環境から調べるとより深みにハマることができます。
例えば、あの有名な
ゴッホの「ひまわり」が世界に7つあるのをご存じですか?
1つは日本にありますね。
あれ実は、ゴッホの親友ポール・ゴーギャンと、ゴッホの愛した土地 アルル に同居生活を始めることが決まり、その寝室に飾るために描かれたものなんです。
それがあの「ひまわり」。
ゴッホにとって特別なモチーフであるひまわりを7つ描いて、そのなかからゴーギャンと共に過ごす寝室に飾るのにふさわしいのを選んだとされています。
ゴッホのはしゃぎっぷりといいますか、楽しみにしていたことがよく伺えますね。
まあ、結局その共同生活は2ヶ月で破たんしてしまうんですけどね。(それで起こるのが耳切り事件)
…どうでしょう。
ただ「ひまわりの絵だなぁ」と見るよりも、
こういった知識を入れてから見ると作品への感想が増えませんか?
絵だけ見てもそういうのちょっとわからない…
という方は
「この絵は何のために描かれたのか?」
「どういう背景があったのか?」
このあたりからアプローチしてはいかがでしょうか!
絵の見方・楽しみ方 まとめ

絵を見に来てる人は
- どういう素材・手順で描かれているのか?
- 実際はどんな見え方をするのか?
- 息遣いを感じたい!
こういったことを目的に見に来てます。
絵の見方とかよくわからない…って人は
- その絵が描かれた背景や画家の人格から知ってみる
いかがだったでしょうか!
ぜひ、美術館のお供にしてみてくださいね!
これによってあなたの美術の興味が深まれば、嬉しいです。
絵に興味が出たよって方はこちらにて絵の上手さのジャンルについて語ってるのでぜひ見てみてください!
ではまた他の記事で会いましょう!
よきアートライフを!
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