シルエットの画家【ギュスターヴ・クールベ】

こんにちは、美術オタクのゴリアテです。

 

実は私、美術オタクなど名乗っておりますが、写実系の画家は印象派や抽象画家と比べて正直覚えづらいなと感じていました。

しかし、その中でもこの人だけはガッツリ覚えてしまった!という人がいらっしゃいまして…

その人の絵を見るまであまり写実主義に興味が持てなかったくらいなんですよね。今はその人が入り口になって、写実主義の作品も興味が持てるようになりました!

 

今回は私にとって写実主義(レアリスム)の入り口となってくれた画家、

ギュスターヴ・クールベ氏について書いていきます!

 

クールベさんってどんな人?

ギュスターヴ・クールベ(1819-1877)

19世紀フランス生まれの画家です。当時、写実主義(レアリスム)運動を引っ張ってた代表的な人物ですね。

 

「目で見た現実を描く」をモットーに、それまであった宗教チックな絵画や伝統的な芸術を否定して日常風景を多く描いています。現代では写実主義が古いなんて考え方がありますが、当時の感覚では前衛的だったんですよね。

また、芸術を通して訴える社会芸術家であったり、世界初の個展をした人としても有名です。後に出てくる印象派(モネやゴッホ)やキュビズム(ピカソやジョルジュ・ブラック)にも影響を与えてますね。

 

あと結構なナルシストで、自画像もたくさん見つかってます。

 

「出会い(こんにちは、クールベさん)」1854年

こちらはクールベさんがパトロンの自宅を訪ねた時のことを描いた作品です。パトロンのブリュイヤス氏がクールベさんを出迎えてくれています。なかなかに親しみやすい題名ですよね。

 

 

シンプルに上手い中に垣間見える個性

 

クールベさんはとにかくシンプルに上手いです。もちろん、描写もかなり上手いのですが、注目していただきたいのはなんと言ってもそのシルエット。これは私なりの分析にはなりますが、クールベさんはかなり画面の中の大きなシルエットに気を配っている印象があります。

それだけでなく、細かく描き込みをしないでも手数少なく「何が描いてあるのか」を見る側に感じさせる能力も高い人です。画面の中にいやらしさもあり、品のいい力強さもある人です。

 

「画家のアトリエ」1854-1855年
「エトルタの崖、嵐のあと」1870年
「花瓶の中の花束」1862年

 

 

「絶望(自画像)」1843-1845年

クールベさんと言えばこの絵を想像する人も多いかもしれません。こちらもなかなか有名な絵画ですね。よく美術系の本で三角構図の参考作品にされてます。

人物のシルエットもそうですが、光と影の関係がパキッとキマっててかっこいいですよね。

 

 

クールベさんの絵って本当に手数が少ないのに上手い!って作品があるんですよ。わかりやすい画像がなくて紹介できないのが悔しいです。ギュスターヴ・クールベの絵画は撮影禁止の美術館でよく出会うので、機会があれば近づいて見てみてくださいね!

もしクールベさんに興味がわいた方は、ここでは紹介しませんでしたが、「生命の起源」(1866年)という作品も是非見てみてください。ガッツリ女性器を描いた作品で驚く人もいるかもしれませんが、題名との組み合わせでクールベさんの前衛的具合がダイレクトに伝わってくれる作品だと思います。

 

 

では今回はこの辺で

よきアートライフを!

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