美術科の高校ってどんなとこ?【出身者が語る】

こんにちは。美術オタクのゴリアテと申します。

 

美術科ってどんなところかご存知ですか?

この記事にたどり着いたということは、美術科の高校を視野に入れている方だとお見受けします。

 

 

ではさっそく

今回は、美術科高校を卒業しております私が、経験も混じえながら、

これから美術系への進学を考えてる方に向けて

 

  • 雰囲気
  • 授業内容
  • 進学先

このへんを重点的にお話していきます。

 

 

どんな人が集まるの?

 

3年間クラス替えは無し。

 

40人のクラスで

女子は32人、男子は8人でした。

 

何かあると面倒なので恋愛禁止(がっつりしてる人もいた)。

性にも寛容でした。

 

 

クラスの人はやはり個性的で、

歌って踊りながら移動する愉快な人、石膏像をひたすら撫で回す人、政治の話で盛り上がる人、ひたすら寡黙な人、動物にとにかく詳しく定期的に乗馬する人、自閉症の人、鳥が異常に苦手な人、声がひたすら小さい人etc…

 

 

アニメ・ゲーム・漫画が好きな人も多かったですね。みな何かしらのマニアでした。

 

先生によると、私の代はかなり面子が濃かったらしいです。

美術科の先生もなかなかに濃い人ばかりでしたね。

 

 

私の代は入学から卒業まで40人揃っていましたが、

1つ上と1つ下と2つ下は1人ずつ学校を中退しました。

 

個人の精神的な要因だったり、事情があったりで学校を辞める人が

年に1人出るか出ないかだったらしいです。

 

 

美術が好きな人が集まる環境なので、

やはり仲間は作りやすい環境になっています。

 

 

 

学校に足が向かない人もいましたが、だからと言って特に過ぎた干渉はせず、ほとんどの人が人間関係に関してサバサバしていました。

 

しかしながら、

今までクラス内で「絵が上手いね〜」と言われてきた人の集団なので、その中で差をつけられて落ち込む人の出る環境でもあります。

全体的にみんな国語が得意でした。

 

どんな授業?

 

週5で美術がありました。

しかも一日一時間というわけでもなくて、日によっては2・3時間ありましたね。

 

 

ひとえにすべて「美術」というわけでもなく

厳密に言うと、

 

絵画、素描、美術史、彫刻、構成、デザイン

それぞれこういった名称がついていました。

 

美術の中でもさらに専門的な体験ができるのは美術科高校の特色ですね!

 

 

これだけたくさん名称は分かれていましたが、授業内容自体は被っていて、同時進行の授業の課題は実質3つくらいしかありませんでした。

 

 

 

では、どんな授業が行われていたかというと、

 

たとえばデッサンの授業で

みんなそれぞれ描いているなか、先生が1~3人ウロウロして、気になった子や助言が必要だなという子に声を掛け加筆修正したり、口頭のみの助言をしたりする形でした。

あとは全体的に傾向が見えたり、間違った方法で描いてる人が多かったりすると全員の手を止めて、またはそのまま口頭のみで注意を促したりノウハウを紹介するという授業形態でしたね。

 

もちろん時には本当にキツイことを言われることもありますし、褒めて伸ばされたりもします。

初めての授業では丁寧に「どうやって進めるのか、どういう目的で授業をするのか」工程をしっかり説明してもらえます。

 

大学だったらわかりませんが、高校だったらあまり適当な説明はされないと思います。

 

 

美術系は発信力が肝になりますから、

基本的に一から作品を作り、

時には作品のプレゼン会も行われるので、

積極性を試す授業

プレゼン力や企画力を試される授業も多かった印象です。

 

 

 

あとそうですね。

学年が上がるにつれて、美術の時間は増えましたね。

 

部活は強制的に自動的に

美術科美術部でした。(普通科美術部とはまた別に区別されていました。)

 

他の部活に入りたい場合は兼部という形になってましたね。

兼部は体力がない限り難しいものでしたね。

絵を描くのは体力を使うのでね。

 

故に、重心は美術科美術部に向くわけで、

泣く泣く運動部を辞めた友達もいました。

 

 

授業の課題が終わってなければ部活の時間も使って進める。終わってれば公募展やコンクールに出すための制作や自主制作、といった具合でした。

 

進学先

 

ほとんどが美大・芸大に進みましたが、

美術科高校に来たからと言って、美大・芸大に必ず進まないといけないわけではありません。

 

 

私の友人にはそのまま就職する人、ゲームを作りたいから専門学校に進む人、美術の先生になりたいから教育学部に進む人も複数いました。

 

そして、

これはあくまで私がいた高校の話なので、詳しいところは、実際に進学を考えてる高校に問い合わせ・オープンキャンパスなどに行くのが確実です。

学校によっては体験授業を開いていたり、在校生や専門の先生との面談時間をくれるところもあるので、

問い合わせは強くお勧めします。

 

 

保護者の方に把握しておいてほしい情報

 

美術系の人間は、そうでない人よりも合う合わないが非常に激しいです。

 

ただ、生徒もそこにいる先生も、

普通科の高校よりは“違い”というものに理解があるのは確かです。

 

 

そして、画材は安くはありません。お金がかかります。

決して一方的にはならず、お子さんにはしっかり耳を傾けてあげてください。

 

 

 

最後に

 

私は美術系の高校に通って、全く損をしたとは感じておりません。

むしろ親の言う通りに普通科高校に行っていたら確実に得られなかった経験、知識、能力など貴重なものが得られてかなり得をしたなと思っています。

途中深く落ち込み、うつになったこともあります。

 

しかしそれも含め言い切れるのは、

 

人間的な成長を強く与えてくれた。

これです。

 

 

もう一度言いますが、画材代は決して安くはありません。他に買いたいものを我慢して画材を買っていました。

それに皆が皆私のように得を感じるわけではありません。

 

行くかどうかは、保護者の方とよく話し合って決めてください。

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